修学旅行先。と、
写真を撮ろう。のW(ダブル)感想です。
いずれも「周囲から嫌な役回りを押し付けらる」高齢ひきこもりN氏・・・という点ではエピソードの方向性が共通しています。今回は
珍しく 、万引き防止のヒーローになったり、
珍しく 他人の悪意をポジティブに解釈する等のお話です。
修学旅行先では・・・みやげ物屋での万引きの見張り役を押し付けられそうになるが、彼らが口ほどにも無いチキン野郎の集団だったので、タイムオーバーで万引きには至らなかった。
バイト先では・・・職場で毎月執り行われる、事実上の強制参加の飲み会(うわっ ブラック企業臭が・・・)で、「カメラのシャッターを押す係り」を毎回押し付けられ、高齢ひきこもりN氏は毎回、「アットホームな職場」の集合写真に写れない・・・というものです。
前者は、その「人数あわせ的に入れられた班」において、そこにただ高齢ひきこもりN氏が存在したというだけで、彼ら非行少年たちを躊躇させ、犯罪行為を防いだ正義のスーパーマン的な功績は大きい。
後者は、ご愁傷様です・・・
「花子さんには悪気は無いようだった」と、人間不信の毛がある高齢ひきこもN氏としては
珍しくポジティブに物事を解釈されているようだが、同じ女ボス花子が毎回飲み会を仕切って、毎回同じ事を押し付けてくる以上、「わざと、毎回高齢ひきこりN氏にシャッターを押させ、飲み会の『※アットホームな集合写真』に写らせない」の可能性は低くないと思われます。
他人の悪意に敏感な(というか、悪意でないものまで悪意として解釈)高齢ひきこもりN氏だが、
「人は、明白な悪意に直面したとき、自分の心を傷つけないよう、あえて好意的な解釈をしてやり過ごす」という、正常性バイアスの一例と解釈できるであろう。
※「アットホームな」集合写真を毎回撮りたがる職場というのは、ブラック職場である可能性が高い。無料の求人広告誌で見かける「アットホームな職場です!(集合写真付き)」は、「ブラック企業注意」の印でもある。アットホーム=家族みたいなもの=家族なんだから労基法など色々と法律持ち出して法令違反とか指摘するなよ、という展開である。たぶん、高齢ひきこもりN氏がいたその職場では、たびたび発生する欠員補充の求人広告に、そのアットホームな飲み会の写真を載せていた事であろう。
ブログ『高齢ひきこもり』を拝読するとN氏は、「人から底辺と見下される職業には就きたくない」と常日頃から思われている節がヒシヒシ伝わってきますが、私自身は「何かを底辺と見下す行為」は嫌いなのですが、残念ながら、「
精神構造が底辺な職場」というのは「
写真を撮ろう。」に書かれている通り存在し、「人から底辺と見下される職
業でも、その職
場の
構成員の精神が真っ当なら悲観はしない」つもりですが、「
精神構造までもが底辺な職場」だったら正直、己の不幸を呪うでしょう。残念ながら、「いわゆる底辺と言われる職業は、精神構造・職場の雰囲気までもが底辺」であるケースも多そうな気がするので、暗澹たる思いです。
いっぽうで、「人から羨望を受ける職場・職業」においても「精神構造が貧困な職場」が有り、そういう大企業が不祥事を起こして
エクストリーム謝罪などを行い、世間にニュースのネタを提供しているのだと思います。